非ネト充のためのトレンドワード解説。
今日は『ダイハツ不正車種』についてです😊
なぜ『ダイハツ不正車種』がトレンドワードかというと、ダイハツ工業が最近、現行車の生産と出荷を停止するという大きな問題を起こしたからです。この問題は、ダイハツが海外市場向けの4車種の側面衝突試験の認証申請で不正行為を行ったことが発覚したことによります。しかも、その後も別の不正が発覚し、ダイハツは外部の専門家による第三者委員会を設立して調査を進めています。
ダイハツの不正問題は、自動車産業全体に広がっているようです。トヨタグループでは、傘下の日野自動車でエンジンの燃費不正が明らかになり、業績が悪化しています。また、豊田自動織機でもフォークリフト用エンジンで不正が発覚しており、不祥事が相次いでいます。
ダイハツの不正問題では、174件の不正が確認され、対象車種は当初の6車種から生産終了車種も含めて64車種に拡大しました。これを受けて、ダイハツは国内外の工場で全車種の生産と出荷を停止すると発表しました。これは異例の事態であり、再発防止のための体制を整えるまでの措置です。
ダイハツの不正問題は衝突試験だけでなく、排ガスの認証手続きなどにも及んでいたようです。そのため、国内外の全車種の出荷が停止されます。また、ダイハツはトヨタ自動車やマツダなどにOEM供給している車種も含まれています。
この不正行為は、実は1989年から続いていたことが明らかになっています。ダイハツは12月20日に、調査報告書を受け取り、国土交通省や経済産業省に報告しました。この調査では、ドアトリム不正やポール側面衝突試験不正など、25の試験項目で174個の不正行為が確認されました。これには、合格を見込むための意図的な不正行為や、合格を確実にするための不正行為も含まれているとのことです。
ダイハツの不正問題は、自動車業界や消費者にとって大きなショックとなっています。今後は再発防止策が必要であり、ダイハツは真摯に問題の解決に取り組んでいくことが期待されています。