非ネト充のためのトレンドワード解説。今日は『ドル円 為替介入』についてです😊
なぜ『ドル円 為替介入』がトレンドワードかというと、最近円急騰が話題になっており、政府・日銀が「覆面介入」と呼ばれる大規模な介入を行った可能性が浮上しています。
2日に日銀が公表した、7日の当座預金の増減予想は、介入を含む「財政等要因」が4兆3600億円の減少となりました。この数字は、民間短資会社セントラル短資が予想した7千億円の減少とは大きく異なっており、約3兆6千億円もの差が生じています。セントラル短資の高浜陽介・企画調査グループ次長は、この数字のずれについて「介入を行った可能性がある」との見解を示しています。
覆面介入とは、早朝に政府・日銀が円買いの為替介入を公表せずに行う「密かな」方式であり、この度の介入も3兆円規模と推定されています。過去にも4月29日の祝日には5兆円規模の覆面介入が行われたことが報告されており、今回もニューヨーク時間の取引終盤で行われた可能性があります。
『ドル円 為替介入』は、円相場の急騰や急落を緩和するために政府と日銀が外国為替市場で大規模な売買を行うことを指します。円の価値が急激に変動すると、輸入品の値段や日本の輸出品の競争力に影響が出てしまうため、介入が行われるのです。
最近の市場では、政府・日銀の介入によりドル/円相場が抑えられつつありますが、日銀の政策が円高を抑制するのは容易ではないとの見方も多くあります。つまり、介入が行われたとしても円安の流れを変えるのは難しいということです。
専門家たちも、為替介入によってドル/円が160円まで上昇し、そこで天井感をもたせ、市場の期待をコントロールしようとしている可能性があると見ています。今後は170円が次のターゲットとなるかもしれません。
こうしたトレンドワードである『ドル円 為替介入』には、市場の動向や経済政策の影響が大きく、注目が集まっているのです。